選び方・基礎知識

格安SIMの5Gは申し込みが要る?6社の対応

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※当サイトにはアフィリエイト広告(PR)を含むページがあります。この記事の広告リンクは、記事末尾の「広告・PR」枠にあるIIJmioの1本だけです(2026年9月17日時点)。それ以外の各社へのリンクは、出典として置いた公式ページへの通常リンクです。内容は各社が公開している情報の調査に基づくもので、筆者が全社の5G通信を試したものではありません(筆者が契約しているのは日本通信SIMのみです)。申し込みの前に、各公式サイトで最新の案内をご確認ください。

5G対応のスマホを買って、格安SIMを挿した。それなのに画面の表示がずっと「4G」のまま——という相談は珍しくありません。

原因の多くは端末の故障でも回線の不調でもなく、契約している会社が5Gを「オプション扱い」にしていて、申し込みをしていないというものです。しかもその申し込みは、契約時に自動でオンにはなりません。

この記事では、日本通信SIM・楽天モバイル・UQモバイル・ワイモバイル・LINEMO・IIJmioの6社について、5Gを使うのに手続きが要るのか・お金がかかるのか・どこでつまずくのかを公式ページの記載から整理します。順位はつけません。ここは「どこが優れているか」ではなく、自分の契約がどちらのタイプかを知っておくかどうかの話だからです。

先に結論:6社は「プラン込み」と「申し込みが要る」の2タイプに分かれる

公式ページを読み比べて分かったことは、次の3点です。

  • 日本通信SIMとIIJmioは、5Gオプションの申し込み(オン切り替え)が必要です。どちらも料金は0円ですが、手続きをしないと5Gにつながりません。IIJmioにいたっては公式Q&Aに「ご契約時は5GオプションはOFFとなっております」とはっきり書かれています。
  • 楽天モバイル・UQモバイル・ワイモバイル・LINEMOは、プランの側で5Gに対応している書き方です。UQモバイルは自社の解説ページで「プランに最初から5Gのサービスを含んでいる」と説明し、LINEMOは「追加料金不要で5G通信が利用可能です」と明記しています。
  • どのタイプでも、5G対応端末とエリアの条件からは逃れられません。そして各社そろって「速くなる」とは言い切っていません。日本通信SIMは「5Gオプションをご契約いただいても通信速度が4GLTEより高速になるとは限りません」と自ら書いています。

5G | 使い始めるまでに要ること

6社の5G対応と申し込みの要否

2026年9月5日に各社の公式ページで確認した記載をもとにしています

申し込み・設定の要否5G分の追加料金見落としやすい条件
日本通信SIM 筆者契約中 △ 5Gオプションの申し込みが必要 ○ オプション月額料 0円 △ 反映は申込の時間帯で変わる
楽天モバイル ○ 公式FAQに申し込みの案内なし △ 追加料金の明記は確認できず △ 5Gは楽天回線エリアの一部のみ
UQモバイル ○ プランに最初から含むと明記 ○ 4Gと料金が変わらないと明記 △ 4G端末だと4G通信での利用に
ワイモバイル △ 公式FAQは端末側の設定のみ案内 △ 追加料金の明記は確認できず △ 5GはNSA方式のみ・限定エリア
LINEMO ○ 両プランが標準で5G対応 ○ 追加料金不要と明記 △ 5GはNSA方式のみ
IIJmio × 会員ページでオンにする必要あり ○ 無料で利用可能と明記 × 5Gを使えないSIMの種類がある
  • ※2026年9月5日に各社の公式ページで確認した記載にもとづきます。どの社でも5G対応端末と5Gエリアであることが前提です。
  • ※「確認できず」は、公式ページに記載を見つけられなかったという意味で、料金が発生するという意味ではありません。

SIMくらべ

申し込みが要る2社:日本通信SIMとIIJmio

日本通信SIM:オプション月額料0円、反映は時間帯で変わる

筆者が契約している日本通信SIMは、公式の「5Gオプション」ページで、5Gを「5G通信対応エリアで5G通信をご利用いただけるサービス」と説明し、オプション月額料を0円としています。対象は合理的シンプル290プラン・合理的みんなのプラン・合理的50GBプラン・合理的かけほプラン・ネットだけプランです。

特徴的なのは、申し込んでから使えるようになるまでに時間差があることです。公式ページには、10時〜20時の申し込みなら1時間以内に完了、20時〜24時なら翌日11時頃までに完了、0時〜10時なら当日11時頃までに完了、と書かれています。

つまり夜中に「5Gにならない」と気づいて申し込んでも、その場では切り替わりません。翌日の朝まで待つ前提で手続きしたほうが、気持ちの上でも楽です。

同じページには、次のような注意も並んでいます。

  • 「5Gオプションをご契約いただいても通信速度が4GLTEより高速になるとは限りません」
  • 「5Gの通信が利用できるようになると、バッテリーの減りが早くなる場合があります」

売る側が自分でここまで書いているというのは、5Gという機能の実際をよく表していると思います。なお日本通信SIMは、当サイトが報酬を受け取れる案件のない回線ですが、案件のある会社とまったく同じ基準で書いています。

IIJmio:契約時はオフ。しかも5Gを使えないSIMの種類がある

IIJmioは公式Q&A「5Gオプションについて教えてください。」で、5Gオプションを「無料で利用可能です。」としたうえで、**「5G通信を行うには、5Gオプション をONにした後に端末側の設定が必要です。」**と案内しています。対象はギガプラン、ミニマムスタート、ライトスタート、ファミリーシェア、ケータイ、従量制プランです。

そして、この記事でいちばんお伝えしたいのが、公式Q&A「5Gオプション利用にあたっての注意点」に書かれた次の一文です。

  • 「ご契約時は5GオプションはOFFとなっております」

初期状態がオフということは、放っておけば一生4Gのままということです。5G対応スマホを買ったのに表示が変わらない、という相談の多くはここに当たります。

さらに、同じページには契約しているSIMの種類によっては5Gを使えないという条件も書かれています。

  • 5Gを利用できない:SMS SIM(タイプD)、SMS eSIM(タイプD)、データeSIM(タイプI・ドコモ網)
  • 5G対応機種なら利用できる:音声通話SIM(タイプA/タイプD)、音声eSIM(タイプA/タイプD)、SMS SIM(タイプA)、SMS eSIM(タイプA)、データSIM(タイプD)、データeSIM(タイプA)

同じIIJmioでも、ドコモ網かau網か、音声かSMSのみかで結論が変わります。タブレット用や2台目用にSMS付きのSIMを選んだ人は、契約の前に自分の組み合わせを確認しておいたほうが安全です。加えて「ご利用開始日当日は設定変更が行えない場合があります。翌日以降お試しください」という注記もあり、開通初日にオンにできなくても異常ではありません。

プラン側で対応している4社

楽天モバイル

公式FAQ「Rakuten最強プランでも5Gは利用できますか?」の回答は、**「5G対応機種をお持ちであれば5Gエリアで5Gサービスをお使いいただけます。」**です。オプションの申し込みや追加料金についての案内はこのFAQには見当たりません。条件として書かれているのは端末とエリアだけ、という書き方です。

ただし同じ回答に**「5Gのご利用は楽天回線エリア内の一部のみとなっており、順次エリア拡大を行ってまいります。」**と添えられています。5Gが使えるかどうかは、契約の手続きより住んでいる場所と行動範囲で決まる、ということになります。

UQモバイル

公式の解説ページ「5Gとは?」には、他社との違いにあたる説明がはっきり書かれています。

  • 「UQモバイルのように、プランに最初から5Gのサービスを含んでいる通信会社ばかりではありません。5Gオプションとしている通信会社もありますので、契約時などに確認しましょう。」
  • 「UQモバイルのように4Gと料金が変わらずに5Gを使えるプランの通信会社であれば5Gスマホに変えるハードルも低いでしょう。」

5Gがオプションの会社とそうでない会社がある、と会社側が認めているわけです。この記事の前提そのものが公式に書かれている珍しい例なので、そのまま引きました。

なおプラン側にも条件があります。コミコミプランバリューのページには「本プランはスマートフォン(5G)向けプランです。スマートフォン(4G LTE)でもご契約できますが、その場合4G LTE通信でのご利用となります。」とあります。プランが5G向けでも、端末が4Gなら4Gで使うことになるという、当たり前だけれど見落としやすい一文です。

ワイモバイル

ワイモバイルは、5Gオプションの申し込みを求める案内を今回確認した範囲では見つけられませんでした。公式FAQ「[iPhone]5G回線を利用する方法を教えてください。」で案内されているのは端末側の操作だけで、「iPhoneの『設定』から『モバイル通信』→『モバイルデータ通信のオプション』→『音声通話とデータ』をタップし、『5Gオン』または『5Gオート』にチェックを入れることでご利用できます」と書かれています。対応機種はiPhone 12以降とされています。

ただし**「追加料金なしで5Gが使える」と明記した公式の記述は確認できませんでした(=未確認)**。プランに含まれている可能性は高いものの、当サイトは公式に書いていないことを断定しない方針なので、ここは未確認のままにしておきます。

エリアについては公式のエリアページに「5Gは、限られた一部の対象エリアからサービスの提供を開始し、順次拡大する予定です」「高速大容量5G(新周波数は3.7GHzのみ)は限定エリアで提供。ワイモバイルでは5GはNSA方式のみご利用いただけます」と記載があります。

LINEMO

LINEMOは公式の解説ページで**「追加料金不要で5G通信が利用可能です」**と明記しています。あわせて「5G通信サービスを利用するためには、5G対応端末が必要となります」「LINEMOでは5GはNSA方式のみご利用いただけます」「高速大容量5G(新周波数)は限定エリアでの提供です」とも書かれています。

料金の点でいちばんはっきり書いているのがLINEMO、というのが今回の読み比べの印象です。

「5Gにすれば速くなる」とは、どこも言っていない

6社の公式ページを並べて読むと、共通する慎重な書き方が見えてきます。

  1. NSA方式のみという注記。ワイモバイルもLINEMOも、5GはNSA(ノンスタンドアローン)方式のみと書いています。これは4Gの設備と組み合わせて5Gの電波を使う方式で、5G専用の設備だけで動く方式(SA)とは性格が違います。
  2. エリアが限定的という注記。楽天モバイルは「楽天回線エリア内の一部のみ」、ワイモバイルは「限られた一部の対象エリア」と書いています。
  3. 速度を約束しないという注記。日本通信SIMの「通信速度が4GLTEより高速になるとは限りません」がその代表です。

当サイトは速度の実測を行っていないので、どこがどれだけ速いという比較はしません。ただ、公式が自分でここまで条件を並べているという事実は、5Gに期待しすぎないための材料になると思います。混雑する時間帯に速度が低下することがあるのは4Gも5Gも同じで、これは回線・地域・時間帯によって変わります。混み合ったときの各社の扱いについては、格安SIMの速度制限後どうなる?制限時の速度を条件で比較にまとめています。

見落としやすい落とし穴3つ

1. プラン変更の手続き中に5Gをいじると、申し込みが取り消される(日本通信SIM)

これは知らないと確実に困る条件です。日本通信SIMの公式「プラン・サービスの変更について」には、プラン変更を申し込んでから変更適用の通知メールが届くまでの間にデータ上限の変更や5Gオプションの追加・解除をすると、プラン変更の申し込みがキャンセルされると書かれています(2026年8月24日に確認した内容です)。

「プラン変更のついでに5Gも申し込もう」がいちばん危ない、ということです。順番としては、プラン変更の適用通知を受け取ってから5Gオプションを触るのが安全です。プラン変更がいつから反映されるかは会社ごとに違うので、格安SIMのプラン変更はいつから反映?6社の適用日と締切もあわせてご覧ください。

2. オプションをオンにしても、端末側の設定が別に要る

IIJmioは「5Gオプション をONにした後に端末側の設定が必要です」と明記し、ワイモバイルのFAQは端末側の設定手順そのものを案内しています。回線側の手続きと端末側の設定は別物です。iPhoneなら「設定」→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信のオプション」→「音声通話とデータ」で5Gを選ぶ、という流れが各社共通の案内になっています。

回線側だけ、端末側だけ、のどちらか一方で止まっていると表示は4Gのままです。うまくいかないときは、両方を順に確認するのが近道です。

3. SIMの種類やプランの向き先で、そもそも対象外になることがある

IIJmioのSMS SIM(タイプD)などが5Gの対象外であること、UQモバイルのコミコミプランバリューが5Gスマホ向けで4G端末だと4G通信になること。**「格安SIMだから遅い」ではなく「その組み合わせが5Gの対象になっていない」**という理由で4G表示のままになるケースが実際にあります。契約前に確認できるのはここです。

条件別:あなたはどうすればいいか

  • 5G対応スマホを買ったのに4G表示のままの人:まず自分の会社が「申し込みタイプ」かどうかを確認します。日本通信SIMとIIJmioなら、マイページ/会員専用ページで5Gオプションをオンにします。どちらも料金は0円です。
  • これから契約する人で、5Gを最初から使いたい人:プラン側で対応している4社(楽天モバイル・UQモバイル・ワイモバイル・LINEMO)は手続きが1つ減ります。ただし5Gが来ているエリアかどうかのほうが影響が大きいので、各社のエリアマップを先に見るのが実際的です。
  • タブレットや2台目用にデータ専用・SMS付きのSIMを検討している人:IIJmioはSIMの種類で5Gの可否が分かれます。契約前に対象の一覧を確認してください。
  • 料金を1円でも下げたい人:今回の6社では、5Gそのものに追加料金がかかると書いている社は見当たりませんでした。5Gの有無で選ぶ必要は薄いので、月額と通話条件で選んで差し支えないと思います。
  • バッテリーの持ちを優先したい人:日本通信SIMが書いているとおり、5Gをオンにするとバッテリーの減りが早くなる場合があります。長時間の外出が多い人は、あえて4Gのままにしておくのも選択肢です。

よくある質問

Q. 5Gオプションを申し込むと、月額料金は上がりますか? A. 今回確認した範囲では上がりません。日本通信SIMは公式ページでオプション月額料を0円、IIJmioは「無料で利用可能です。」と案内しています。LINEMOも「追加料金不要」と明記しています。ワイモバイルと楽天モバイルは追加料金について明記した記述を確認できませんでした(=未確認)。

Q. 申し込んだら、すぐ5Gになりますか? A. 会社によります。日本通信SIMは申し込みの時間帯で反映のタイミングが変わり、10時〜20時なら1時間以内、20時〜24時なら翌日11時頃まで、0時〜10時なら当日11時頃までと案内されています。IIJmioは「ご利用開始日当日は設定変更が行えない場合があります。翌日以降お試しください」と書かれています。

Q. 5Gをオンにすると、4Gが使えなくなりますか? A. そうはなりません。各社の5GはNSA方式(4Gの設備と組み合わせる方式)であることが明記されており、5Gエリアの外では4Gでの通信になります。ワイモバイルのFAQにある「5Gオート」は、状況に応じて自動で切り替える端末側の設定です。

Q. 5Gにすると、速度制限のルールは変わりますか? A. 今回確認した各社の5Gの案内に、5Gだけ別のデータ容量が付くという記載はありませんでした。契約しているプランの容量を使う点は4Gと同じです。制限がかかった後の速度は社ごとに違うので、別記事で整理しています。

Q. 5Gオプションを解除して4Gに戻すことはできますか? A. 日本通信SIMは公式ページでオプションの追加・解除の操作に触れています。ただし前述のとおり、プラン変更の手続き中に解除すると変更申し込みがキャンセルされると明記されているため、タイミングには注意が必要です。

こんな人に向く/向かない

5Gを積極的にオンにする価値がある人

  • 5Gエリアの中で長い時間を過ごしていて、5G対応端末を持っている人
  • 大きなファイルのやり取りや動画の視聴が多く、混雑した場所で使う機会が多い人
  • 手続きの手間を惜しまない人(申し込みタイプの2社でも料金は0円です)

急いでオンにしなくてもよい人

  • 5Gエリアがまだ来ていない地域が生活圏の中心の人
  • バッテリーの持ちを最優先している人
  • 4Gの速度で困っていない人。各社が「速くなるとは限らない」と書いている以上、体感が変わらない可能性は普通にあります

5Gは、料金で悩む機能ではなく**「手続きをしたかどうか」で結果が変わる機能**です。とくに日本通信SIMとIIJmioを使っている人は、一度マイページを開いて5Gオプションの状態を見てみてください。0円の手続きを1回するだけで、表示が変わることがあります。

※料金・キャンペーン条件は執筆時点のものです(最終確認日: 2026-09-05)。最新は各公式サイトでご確認ください。

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